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『WE300Bを作る』を別ページに独立①~⑤連載中


フィールドスピーカーを聴いて下さい

オーディオと音楽鑑賞はつまるところスピーカーです
アンプ製作者からみれば「最終センサー」であり
リスナーの立場ではまさにオーディオの『全て』なのです



スピーカーの原点は…高効率で≪音的には白地≫であること
音楽再生の場面で「ジャズ向け」とか「クラシック向け」などと云うのは本来在ってはいけないのです
楽器や声に音楽ジャンルの差はなく、スピーカーが『個性』を持つのは迷惑に過ぎません
あなたご自身、臨場感・感情の発露…と云う要素を味わっておられますか?
淡々とリズムが流れるだけなら高級ラジカセと同じ、「感性」に一生触れることのない音楽鑑賞に意味があるのでしょうか
「名器」などとと語られるシステムの保有を自慢しながらも
ココロに在る不満…どこか自分の想いとは違うなら<Supravox>を一度聴いてください


27~28年前、創業から数年で既にWEのフィールド(励磁)型スピーカーに関わり
バブル期にはJBL初期のアイコニック(A7前身の815ウーハ+801ドライバー/いずれもフィールド型)を数組販売
その後もLansing 827(828前身のフィールド型)や415(515前身のフィールド・同系に15XS・IPCのU1010などもある)も扱ってきました
WE555は一時期店内主力システムでしたし、4181・4151
にも多く関わってきました
一方ドイツSachsenwerkなど戦前のラジオ用8~9インチフィールド型は2010年頃までに数百個を扱い、その魅力を多くの方に知って頂きました
米国製とは明らかに異なる音楽性がソコにはありました

あるとき、ザクセンウェルクを高域に2個・低域にアルニコの38㌢ウーハを用いた2ウェイシステムを完成
これが大失敗! 決して大袈裟ではなく、本当に気分が悪くなり5分も音楽は聴けない状況に唖然としました
パーマネント=永久磁石のウーハの音は明らかにフィールドのユニットに比べて脳が混乱する程度の微妙な差で遅れるのです
この差を聴いてしまうと当然処理スピードの速いユニットこそ本当の『音楽再生機』と考えて当然です
もう戻れない世界です


スープラボックス・フィールド型『120H』スピーカーシステム
ご自分で配線済みエンクロージャーにユニット組み付けできる方にのみ販売しています




 

Supravoxフィールド型スピーカーのご成約が相次いでいます
「生涯のスピーカーを…」とご来店の方を圧倒する魅力で惹きつけてしまいます
在来のシステムとの差に愕然!…声も楽器も肉迫して生演奏に限りなく近い印象はナニモノにも代えがたいもの
音に混濁感が無く一音一音がキレイなのはスピードが速い証拠、余韻の美しさと声楽の良さに圧倒されます
予想もしなかったご経験の無い世界が目前に現出する…

今までのオーディオはいったいナンだったのか、音楽を聴く方にとって従来のスピーカー概念が変わる瞬間です


フィールド型スピーカーは「電磁石によるマグネット」を持つ…と云うだけで
反応の速さではアルニコやフェライトなどのパーマネント型の比でなく、聴くとその説得力が心に残ります
ピアノ・ドラムのアタック音は実際に限りなく近く音に滲みが無くてエコー成分の美しさにも惚れ惚れします
紙臭さやユニット独特の色付けは皆無…目を閉じればスピーカーの存在を忘れることが出来ます

そんなフィールド型ユニットの現行製品がフランスSupravox社のユニットです

Supravox History
本当に良いモノは良い食材や自然の花に似て、そのままが美味しく美しいもの…Supravoxのユニットがそうです
寿命の短いウレタンエッジではなく布エッジにビスコロイド塗付、コーンもクルトミューラー社製の「紙」で
何よりもピアノと声が抜群でサックスなどリード楽器・バイオリン等の弦楽器・トランペットでもホーン+ドライバ―より秀逸です

ことスピーカーに関しては或る程度の『投資』は避けられません
でも良いもの・一生もの…を保有すれば音楽人生を後悔せずに済みます
今後はどのスピーカーを聴いてもSupravoxフィールド型をなかなか超えてくれない…ことを確認されるだけになります
それが本当かどうか…はご来店でのご試聴か、お信じ頂くしか無いのですが
サウンドパーツ製のドイツ戦前ユニット・システムとスープラボックスの多くのオーナー様からは絶大のご支持を頂いているのが「実績」です

フランスSUPRAVOX社のフラッグシップモデル≪215EX≫
ボイスコイル/4Ω フィールドコイル/4Ω推奨電圧12V

 

マグネット部分はウーハ400EXCと似ていますがより丁寧に作られています



仏SPRAVOXの最高級フルレンジ215EXフィールド型ユニットの画像です
同社の全製品中でウーハすら超える最も高価なコダワリのユニット
その構造を見て納得…構造の多くの部分で30年代のユニット構造の形式を守っています
コーン紙は欧州著名ユニットのコーン紙製造のほとんどを手掛けるクルトミューラー社製でプリーツエッジにビスコロイド塗布と云うオーソドックス手法
画像のダンパーを支えるプレートの下部のクリアランスからはボイスコイル外周が見えます
かって世界で最もチェロの音が優れる…と絶賛された『シグネィチャー』ユニットの現代版なのです



 ≪家庭で音楽を愉しむスピーカーに望ましい構造的な要素は次に要約されます≫
どれほど優れた構造と特性を謳う製品であっても
結論は「ヒアリング重視」に尽きます
現代ユニットの開発者はエレクトロニクスの専門家がほとんど…つまり電気製品なのであり、音楽性の何たるか…を知りません
下記に自己流の音の良いユニットの見極め方の一部を述べますが、お奨めするフィールドユニットは無論この条件を満たしています

・銅かアルミのボイスコイル巻線…現代スピーカーは耐入力優先で「抵抗線ボイスコイル」を採用しています
例えば、口径20センチのユニットのボイスコイルを巻くボビンの直径はせいぜい直径数センチです
直径数センチのボビンに8Ωの銅線を巻くには細い線を使うのでどうしても大きなパワーは入りません
大パワー用ユニットのボイスはその対策に抵抗線を巻いています…信号は熱としてパワーアンプの出力を「浪費」します
結果として能率は落ち反応は鈍くな
って、情報量の欠如を生じます
銅線かアルミ線のボイスが最良、能率は良くなり音も当然良いのです


・ダンパーを絶妙に…大入力に耐える硬過ぎるダンパーを使う現代ユニットは動作が鈍いのです
「ダンパー」とはコーン紙中心のボイスコイルのボビンをフレームとの間で支える部分です
大入力に耐えるにはボイスコイルが磁界中心から前後にハミ出ないよう硬い材質のダンパーを使います
最大パワーで使用しない家庭ではダンパーの硬さは微小信号には反応せず、情報量が落ちます
音質を優先して柔軟さを併せ持つダンパーは中心部を正確に保持しつつ微信号でも敏感に動き
しっかりしたエッジと併せて振動部の質量を支えますので情報量の欠落はわずかです
ダンパーは試行錯誤と経験値を要するノーハウなので単に入力パワーだけを重視する設計は音質をスポイルします


・軽い振動板と布/紙のエッジ…ウレタンエッジの初期性能は10年程度、そしてコーンは紙が優れます

一時は紙以外の素材が流行ったコーンも今ではほとんどが「紙」に戻りました
鼻をつまんだような音がしないのは「紙」、結局紙に勝る振動板は無いのです
重い振動板は誰が考えても動きは鈍く、周辺のエッジも適度にフラ付きを抑える硬さも得られる布か紙がベストです

・歴史上優れるユニットは6.5インチ以上…低域に“口径”は必用…小口径に余りメリットはありません
小口径ユニットは前後ストロークだけで低域を出そうとするもの、反動としてエッジの負担が大きくなり寿命に関わります
低域のために口径の小ささをテクニックで補うのはムリ、結果として固有のクセと「ポンスカ音」っぽくなります
「適当」な面積…165~230φのユニットはフルレンジとしても絶妙で過去の名器には小口径ユニットはありません
単純に口径20センチのユニットは口径12センチの3個分の振動板面積ですから優れたものが作り易いのです
10インチ/25φよりも口径が大きいと高域が伸びなくてフルレンジの要素はやや失なわれます


以上の条件に適うユニットでコーン紙の形状さえ良ければフィールドでなくてもかなり良い音がします
スープラボックス社<215RTF64Bic>もそのひとつです

フィールド型はボイスを動作させる磁力の供給方法が根本的に違うのです
コーン紙中心に位置するポールピースや周囲のヨーク、ボイスコイル外周のプレートが透磁率に優れた純鉄
決定的なのは永久磁石の代りにコイルを巻いて電磁力を与えると云う<励磁構造>
それぞれユニットに規定の電圧はありますが、自身で好きな電圧=磁力の強弱が変化できます
磁力を強めると良いか…と云えばそれは全く違います
電磁石だと強力な磁気を生じるのがメリットと思われていますがそれは誤りで「適度な磁力」なのです
磁石の強さがピッタリだと音としてとても美味しい領域が生じます…しかも常にエネルギーを与え続けます
フツーの永久磁石のスピーカーはメーカーが着磁した磁力の強さを変えようがありません
一方で経年変化で「適当」に減磁してしまったTANNOYレッドやWE755が名器と喜ばれます…偶然の産物です
スピーカーの振動系や磁気回路、箱の構造など多くの要素にマッチする磁力を決めることができる
⇒これこそフィールド型スピーカーの最大の良さです
実際にはもっと多く絡む要素があるのですが、語ると数ページになります



サウンドパーツは「壁崩壊」から数年後にいち早く
独1930年代フィールド型ユニットに着目し、それらを輸入して試行錯誤の上でメンテ方法を確立、システムとして販売しました
それまでにも主に米国の古典フィールドユニットは扱いましたが、ドイツのユニットは『目からウロコ』でした
戦前のドイツのラジオ用は原理に忠実で、耳を信じて作られただけにリアルさが素晴らしいものでした
それが製作するアンプのヒアリング・チェックに欠かせないと直感しました
音質重視主義の行き着くトコロ…それがドイツの戦前スピーカーユニットでした
無論WE/Lansing/Klangfilmなど多くの励磁型を体験済みですが、今は入手が難しく高価でリッチなマニア向けです
ドイツの戦前ユニットの魅力はその後多くで語られ、「永久磁石」のシステムには戻れない方も急増しています
最近はその流れの先にフランス/スープラボックス社が今も作り続けるフィールド型が存在していること嬉しく思っています
全ての「音質に優れる」要素が30年代のフィールドユニットと大差なく保証も万全なのです


サウンドパーツはフィールド型システムで豊富なノーハウを有しています


 

  
この画像は400XCの初入荷時に40㍉厚のバッフル板に取り付けて低音の出具合などのチェックをしたものです
 

Supravox/スープラボックス社はフィールド型スピーカーユニットを今も作り続けるメーカーです

fo=23Hzの超低域まで再生しMax120Wなのに96dB…ちょっと信じられないスペックです
1個のユニットに必ず2種のフィールド電圧別測定データを付けてくる良心あるメーカーです
米国Lansing/JensenやKlangfilmのフィールド型とスピード感は同じで低域はグンと伸びるのに5kHzまでも伸びる中高域
試聴した方全員が『良いツィーターだけあればコレだけでもイインじゃない』とのご意見



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